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郷土料理

復元・江戸時代の精進料理
 文政8年(1825)に越後国魚沼郡時水村(現小千谷市時水)の庄屋小野坂庄次右衛門家の法要「祖母様の27回忌、母様の3回忌」を行った時の精進料理。
 料理は素材の持ち味をなるべく生かした精進料理ならではの煮る、和えるといったシンプルな方法で工夫をこらしたものであった。
 食材は、ウド、ワラビ、クリなど塩漬けや砂の中に埋めて保存していたものや屋敷内の小川の雪の下に自生するセリ、生麩などを使用していた。
 盛り付けには、漆器のほか初期伊万里、古伊万里や九谷焼の瀬戸物が使用された。
 二日目の昼食は豪華で、二の膳まであり、一汁七菜のほかに重引と台引を用意している。台引に用意されたのは「上もの」で、郷土の古老談では「りんご」を「上もの」とよんでいたという。