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赤坂公園
(小千谷市真人町)
このページでは真人町の赤坂公園を紹介しています。

 瀧澤龍三郎さんと仲間の人々が、自分たちの心をみがくための場として私財を投じて築いた報恩観世音建立をはじめとする赤坂公園の建設は、地元の地域おこしとなっている。
 この場所が心の安らぎを求める現代人のお役に立てればと瀧澤さんは語っている。

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大自然を愛する「真の人」の住む里を作りたいとの願いをこめて造成されたこの公園は八日会の会員が主体となり土地の提供をはじめとし多くの善意ある方々のご支援を得特に施工に際しては佐藤雅司氏の献身的な奉仕によって成った

平成八年(一九九六)八月八日
  小千谷市真人町
  八日会代表
     瀧澤龍三郎


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報恩観世音菩薩像建立の記
 雄大な信濃川河岸段丘台地が連なり水と緑に恵まれ縄文時代の昔から多くの先人達が住み継いできたこのちに生をうけ心豊かな人々の中に生涯を送ることのできるのは私達にとって無上の喜びであります
この限りない感謝の思いをこめて県境の山々に囲まれた妻有の里を見はるかすここ赤坂山上に慈悲の具現である観世音菩薩像を建立しあまねく人々の幸せを願い子々孫々の繁栄を祈念したいと思います
   平成七年(一九九五)七月吉日
                 八日会


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聖地の記
歴史はるかな縄文時代の頃からすでに先住の人々が住みついてゐたこの地にインドの七大聖地ゆかりの品を収め中国より請来した佛像を安置しました霊峰八海山を望む秀麗な大自然の中に静かに坐し給ふ釈迦牟尼仏の御像を拝するとき私達は粛然として其の慈悲の御心に包まれ本然の自己に立帰り限りない幸せを感するとともに佛の説かれた御教を常に心のよりどころとして生きてゆく誓を新にするものであります
                             合掌
 平成八年(一九九六)八月八日
               八日会

赤坂公園

 赤坂公園は眺望の良い処で、南は十日町・津南方面及び信濃川河岸段丘が一望にできます。座禅台からは越後三山(駒ケ岳・中ノ岳・八海山)が真正面に聳えます。草木の種類も多く、訪れた人は須らく自然に親しむことができます。
 この地で、仏像を眺め拝して心の浄化[感謝・報恩の心を育む]をはかります。
 また、ここは大平遺跡の連なりであり、同時代(縄文中期)に人々が住んだ処であります。土器・石器類が出土し、住居跡と思われる遺跡もありました。
 地蔵堂は中山町内を一望でき、しかも毎日田畑仕事の折りにもお詣りできるということから大林地内に定めました。ここから公園は始まります。
[公園面積3ha 池3面 遊歩道]


赤坂公園から岩沢方面を望む


縄文遺物

◇八日会
 1994年(平成6年)4月8日発会しました。
 赤坂公園の造成は八日会によって為されました。
 平穏無事の中に、生かされてきた喜び感謝の気持ちから、「微力とはいえ地域社会に報恩の為の奉仕をしようではないか。」と、いうことで町内(40戸)の多くの人々に呼びかけました。結果的に集まったのは4人でした。最初の仕事は、鎮守様、御同(能化庵)、境内の掃除や各人のお墓の掃除等でありました。
 釈尊の教えを勉強し、実践してゆきたいと願い、4月8日を発会の日としました。この日は仏誕会であり、12月8日は悟りを開かれた日の成道日でありますので、これを以って、八日会としました。

◇仏像の建立
 「報恩感謝の気持ちを現す何かが欲しい。」このことから、観音像建立を考えました。場所は赤坂の地にしたいと思いました。この赤坂の地は、「林道の完成」「眺望が良い」「縄文人が住んだ処」「土地の使用が可能」と、条件が揃ったからであります。
 尚、三体の建立は、すべて干三町内:佐藤雅司氏の優れた技術と献身的な御協力に依るものであります。

1994年(平成6年) 11月  観音像建立予定地整地
1995年(平成7年) 2月  観音像発注:十日町 池田石材店
6月  着荷
7月  建立
8月 19日 開眼(不動時・正応寺)
1996年(平成8年) 2月  釈迦像発注
5月  着荷
7月  建立  地蔵尊像発注:長岡 大川石材店
8月 8日 開眼(正応寺・円蔵寺)
10月  着荷 建立
11月 4日 開眼(正応寺)

◎観音像 聖観世音菩薩  像高12尺(3.6m) 拝壇からの高さ5.7m
蓮華台共で15t
◎大仏像 釈迦如来像
      (結迦択座像)
像高 6尺(1.8m) 全体4.7m
台座共で約15t
◎地蔵像 延命地蔵尊 中山 能化庵 所蔵の掛け軸(松月筆)を模して造る
等身大

〜三体とも、中国福建省産。技術・経費の点から輸入を考えました。〜

◇赤坂公園まつり
 6月8日に最も近い日曜日を選んでお祭りを行います。第1回は1998年6月8日(日)でした。〜まつりのテーマは「ほとけたちと遊ぼう」〜
「まつり」といっても、祭祀儀礼等面倒なことは行わず、参加した人自らが楽しむまつりと考えております。
 尚、当日は座禅台の柵等も開放し、誰でもお釈迦様に近づくことができます。

 公園は未だ設備が整っておらず、今後、賛同者の仲間を増やして整備してゆきたいと思っております。

文責:小千谷市真人町中山 瀧澤龍三郎

☆赤坂公園まつり☆


小千谷市総合文化協会の平成9年度「街道を歩く会」で現地説明をする瀧澤龍三郎さん


「赤坂公園アクセスまっぷ」

☆関越自動車道越後川口インターから十日町・川西方面へ車で約15分。
<問合せ>
真人町中山 滝沢龍三郎
TEL 86-3182