小千谷地域と近隣のまち・むらを結ぶホームページ

明治・大正・昭和

くらしの移り変わり

〜明治から大正のくらしを表した珍しい記録〜
言い伝えから脱皮したくらしの証言
「明治四十四年から大正四年まで 日誌 小野坂栄壽」
(明治42年1月1日〜大正4年12月31日までの日誌4冊)


『明治四十四年ヨリ 日誌 一月 小野坂栄壽』
大正3年日誌
 日誌の内容は、小野坂栄壽が城川村役場書記として勤務した時代から自宅で家業見習をしていた24歳から32歳までの8年間の記録。村役場が関係する行事、一般年中行事、家業の農事のことなどを中心に書き留められた。
 例えば、年末から一月三が日のことや二月一日の旧正月、大根の種まき、豆の植付け、諸作物の肥料、稲刈り、コボレ刈り、稲ハサ架け、俵編みなど様々な農家の四季が簡略に記されている。
 現在この資料を基に多くの古い時的な写真をおりまぜ小千谷市並びに近隣市町村を結ぶ広域ふるさと文化協会が『雪国のくらしと文化』(仮称)B5判冊子を作成中。


<日誌を書いた当時の小野坂栄壽と城川村の重立衆>
明治44年城川村長就任日の城川村役場にて
前列中央左・星野只二城川村村長
前列中央右・小野坂栄壽