<諏訪市博物館>
本宮より2,3分の所にある。常設展示は「御柱祭」や諏訪大社の歴史など。当日は開館十周年記念として諏訪の現人神と言われた上社の神主「大祝(おおほおり)」家の企画展が行なわれていた。
<諏訪大社>
全国に広がる諏訪大社の総本社。上・下の二社から成り、諏訪湖を中心として上社は諏訪市、下社は下諏訪町にある。信濃国の一之宮で、上社は前宮と本宮、下社は春宮と秋宮から成る。
当日見学した上社の祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)。社殿は江戸時代後期に建てられたもので国の重要文化財。
写真は回廊入口に祀られている本宮「御柱祭」御用の綱。「御柱祭」は寅年と申年の6年ごとの社殿建て替えと共に行なわれてきた。当日は、拝殿で七五三のお払いが行なわれていた。

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<高島城(諏訪の浮城)>
慶長3年、豊臣秀吉の武将日根野織部正高吉により7年かけて築城される。
初代藩主諏訪頼水から10代藩主忠永に至る270年の間、諏訪氏の居城として威容を誇ってきた。諏訪湖の波打ち際に築いた難攻不落の水城で別名を浮城とも呼ばれている。

<片倉館>
明治以降諏訪盆地一帯が製糸王国として栄えたが、その蔭に過酷な労働に耐えた女工達の悲哀が秘められている。
昭和二年、製糸実業家片倉兼太郎が女工の浴場、保養施設として建てたもの。女工達が一度に多勢入浴出来るよう立ったまま入れる浴槽になっている。
昼食のあと昔の面影を残している廊下を渡り、深さ1,2メ−トル底には玉砂利を敷き詰め、立ったまま胸まで浸かるように作られたお風呂に暖まった。二度三度と入ってみたいおもむきのある浴場。 |